アペロって知ってる?
アペロ=「アペリティフ(前菜)」のことです
美しい。
カラスアゲハ 出典: mantentosa.com
ふだんの外食で前菜をオーダーする?
アペロがアペリティフで、つまり「前菜」とわかりましたが、レストランのメニューにあっても格式高くて無縁というか、普段は失礼ながらスルーするものか思っていました。(筆者だけか)
…いえいえ、もっと気軽に楽しみましょう!
前菜盛り合わせ。す、素敵すぎます。… 出典: あかつき神戸元町店
アペロとは
“ もともとは食欲を刺激することや、集まっている人たちとの会話のきっかけになることを狙って食前酒を飲むことから始まったそう。
もっともっとわかりやすく言えば、飲み会本番前の0次会(!?)に近いかも。「今日、夕食は友達と約束があるんだけど、アペロだけ一緒に行く?」とか
「あのカフェで待ち合わせしてアペロしてから行こう。」なんて日常的に使うフランスの「アペロ」=「アペリティフ」のことです ” parismagより
はらぺこアオムシもアペロしていた!
ご存じ、エリックカールのベストセラー絵本「はらぺこあおむし」
うまれたてのあおむしはおなかぺこぺこ。
りんご、洋ナシ、プラム、チョコレートケーキ、アイスクリーム、ピクルス、チーズ、ソーセージ、パイ、キャンディ、スイカ!
たくさんのおいしいものを食べてどんどん大きくなります。さなぎになる前、最後に主食のはっぱを食べるんです!
つまり、食べたものは全部前菜だったということ?!
アペロしていたんですね。(食べ過ぎておなかをこわして、食べるのをやめたんですよ)
会食・食事前に軽くつまむ、お酒や食べ物
アペロという言葉はなかったけれど
さて、私たちのアペロです。飲み会(1次回)に行く前にちょっと食べて行かない?といわれた事はありませんか?
これはOL時代の仲良しの先輩でこのお茶が習慣の方がいたので知らず知らず筆者もは「アペロ」していました。よくよく考えたら海外生活の長い方でした。
ワイン1杯、チーズや生ハム、フルーツ…。少々盛り上がって「そろそろ時間だね」と言ってお店をあとにします。すでにテンションは上がっていますし、飲み会は初めから話題にあふれて盛り上がるのでした。
自宅なら、より楽しく
アペロタイムで出入り自由、時間も自由に
小さなお子さんがいて夜の約束は難しいママ、夜間勤務のナース友達、学校の先生…
飲み会の時間には会えないけど立ち寄っていける。この気軽さはお互いにかなりうれしい。ちょこっと参加で出入りが自由なら、子育て世代にも使えるワザですね。
ちょこっと顔を見れればそれだけでハッピーに!
いかがですか?
これからのシーズン、おすすめですね!
筆者も時間調整するのにちょっとカフェに行く時があります。すきっぱらで行かないというか…。
すっきりした飲み物とサンドイッチをつまんだりします。これもアペロと呼ぼう。
おまけ
はらぺこあおむしのモデルとなった幼虫
この絵本の原作、英語版では蛹ではなく繭をつくるとあります。 “ he built a small house,called a cocoon, around himself ”
あおむしの中で「蛹(さなぎ)ではなく繭(まゆ)をつくる種類」は少なくてウスバシロチョウの仲間だそうです。(写真いちばん右)
繭をつくるものは蛾になるので蝶ではなく蛾ではないかと質問が多いそうですよ。
モデルとなった(らしい)アオバセセリチョウの幼虫。
愛嬌があってかわいい。
アオバセセリチョウ
上のあおむし君は、実際にはこちらの蝶になります。ブルーできれいですね。